セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ (SRHR)と障害者権利条約(CRPD)
セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ (SRHR)は、最近、耳にすることがあるかもしれませんが、
「人々が安全で満ち足りた性生活を営むことができ、生殖能力をもち、
子どもを産むか産まないか、いつ産むか、何人産むかを決める自由をもつこと」です。
日本産科婦人科学会でも、SRHR推進委員会を2019年から立ち上げ、普及、推進に努めています。
一方、2014年に日本が締結した障害者権利条約(CRPD)で、障害者のSRHRについて明示されています。
CRPD25条では、「障害者に、健常者と同様の性と生殖に関するケアとプログラムを提供する」ように述べています。
障害の有無にかかわらず、性を楽しみ、妊娠、出産、子育てを楽しむことは人間らしく生きることに欠かせないのです。