子宮がん検診
20歳から子宮がん検診は必要です
子宮頸がんは、性交でのウィルス感染が原因で、誰にでもなる可能性があるがんです。
ウィルス感染はめずらしいことではなく、多くの女性が感染します。多くの場合は感染は自然に治りますが、中にはゆっくり、または急に進行してがんになることがあります。
がんになる前やがんの初期には、全く症状がなく、自分ではがんであることに気が付かないため、初期の段階で子宮頸がんを発見するためには検診を受けることが必要です。
子宮がん検診の流れ
最初に下着を全て脱いでもらい、内診台と呼ばれる椅子に座ります。その際には、スカートを履いてきてもらったり、こちらで準備するタオルを腰に巻いてください。
診察台が動いて、足を開く姿勢をとってもらいます。少し恥ずかしいですが、足を開いたほうが診察の痛みが和らぎます。
腟鏡(クスコ)と呼ばれる先のとがった器具を用いて腟、子宮の頚部を観察し、病気が発生しやすい場所をブラシでこすって検査します。
腟鏡が入るときに少し痛みを伴いますが、大きく深呼吸をして力を抜いてもらうと、あっという間に検査は終了します。ブラシでこする時の痛みはありません。
その後、ご希望次第でエコー検査や、膣に指を入れお腹の上から押さえつつ骨盤内の状態を調べる「内診」と呼ばれる検査を追加します。
がん検診終了後
2~3日出血が続くことがありますが、これは、ブラシで細胞を採取するためです。自然に出血は止まりますのでご安心ください。