コラム~女性の病気やお悩みについて~ Column

生理不順 

産婦人科一般

生理不順〜生理を整え身体を創る〜

生理はきちんと来ていますか?生理の量が多い、少ない、生理痛がきつい、遅くなった、早くなった、バラバラだなど、実はどれかに当てはまる人が多いのではないでしょうか。
命に関わる病気ではない、もう少し様子を見たら良くなるだろう、体質だからしょうがない、忙しいのでそれどころではないと、放っておかれる方も多いと思います。
 
生理の量が多いと、少しずつ貧血が進んで、階段を上がると息切れがしたり、顔色が悪いと人に言われたり、と症状がでてきます。
生理が多いということで、診察すると子宮内膜症や子宮筋腫がわかることも有ります。
 
貧血であれば、鉄剤を飲めば身体が元気になりますし、病気の治療をすれば、生理の量が減り、生理中の生活も楽になります。
また、生理の量が多い理由がはっきりとしない方にも、生理の量を減らす薬があります。
 
生理痛がしんどいと思われている方はたくさんいらっしゃると思います。
生理痛とは痛いものであり、我慢しなくてはならないものと思ってらっしゃる方もいるかもしれませんが、そんなことは全くありません。
 
最初は痛み止めを飲み、それでも効果が不十分であれば、低用量ピルを含むホルモン療法が勧められます。
治療として低用量ピルを飲む場合は保険診療も可能です。
 
生理が不規則になった時は、自然に規則的な生理になるか様子を見る場合と、治療が必要な場合があります。
ストレスなどが原因で一過性に不規則になったのであれば、少し様子を見られたほうがよいでしょう。
 
ただし、ずっと、不規則な状態が続いていたり、3ヶ月以上生理が認められない場合は、何らかの治療が必要となることも多く、診察を受けることをおすすめします。